2016年6月2日木曜日

ペントミノをつくるパズルあれこれ(Puzzle to make Pentominoes)

テトロミノに引き続き、今回はペントミノである。

ペントミノは同じ大きさの正方形5つを辺でずらさずにくっつけた形で、全部で12種類ある。

ペントミノを使うパズルは種類が多すぎて紹介しきれない。
ピース数も12種類と多いため、手軽に解けるような問題は限られてくる。
長方形をつくる問題が、ユニーク解でない分、取り組みやすいかもしれない。

なので、今回はペントミノをつくるパズルを整理する。




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【マッチングパズル】
マッチングパズルは、ピースを並べて、辺や頂点に配置された絵柄をつなぎ合わせるパズルである。ペントミノをつくるパズルでは、絵柄がペントミノになっている。
普通のマッチングパズルと異なり、合わせる絵柄が1対1に対応していないため、ピースの組み合わせを決めるのが難しい。
12という数は色々な図形と相性がよく、ピース形状も多岐にわたる。

正方形9枚を正方形状に並べると、接触する辺がちょうど12組になる。
→ペントミノ・マッチングパズル…Hiroshi氏の作品。葉樹林で紹介されていた。
 MT12P(Match The 12 Pentominoes)…MINE氏の作品。本人による記事はこちら
 両者の違いは、ペントミノの配置が斜めかまっすぐかである。
 
正方形6枚を立方体にくみ上げると、接触する辺がちょうど12組になる。
→Edge de Pento…Kohfuh氏の作品。

正三角形8枚を正八面体にくみ上げると、接触する辺がちょうど12組になる。
Octahedral Edge de Pento…hhase氏の作品。本人による記事はこちら

正六角形7枚を、同心円状にならべると、接触する辺がちょうど12組になる。
→ペントミノ6角マッチングパズル…葉樹林で紹介されていたが、作者は不詳。

【折ってペントミノをつくる】
本ブログ内、折ってポリオミノを参照されたし。
なお、ポリオミノからではなく正方形から折りだす問題は、先行者がいる。

【スキマでペントミノをつくる】
MINE氏デザインの「Pentomino Hole」は、
指定ピースをケースに収めたときに、内部にペントミノのスキマをつくるというもの。
本人による記事はこちら
解く側からすれば、指定ピース+ペントミノ1種類をスキマなく収めるパズルとほぼ同義だが、
(ペントミノが内部にある必要があるため、完全に同義ではない)
作る側からすれば、パズルとして成立するピース構成が見つかったこと自体に価値があるし、
パズルを多く経験している人は、その価値を共感できる。
ちなみに、テトロミノバージョンを試しに考えてみたが、やはり面白くならなかった。

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今回は図が少なかったので、少しずつ説明図を追加しようと思う。

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