今回は凸多角形をつくるパズルを紹介したい。
凸多角形は、内角がすべて180度未満の多角形のことである。もう少しフランクに言うなら、輪ゴムをかけたらどこにも隙間の空かない、凹みのない図形である。
まずは古典、というほど古くはないが、検索するとよくでてくる2問を紹介。
Puzzdogの小屋
自作パズルとお気に入りパズルをちびちびと記録していこうと思います。
2019年7月14日日曜日
2018年4月4日水曜日
3 Ways of Rectangle
3種類の長方形が作れる3ピース構成を見つけるのが、このパズルの課題である。
例えば、以下のピース構成だと、3種類の長方形が作れるが、ピースが4ピースとなっている。
もう1つ少ない3ピースで、3種類の長方形が作れるような例を見つけてほしい。
上で示した4ピースの例は、ヒントかもしれないし、逆にヒッカケかもしれない。
例えば、以下のピース構成だと、3種類の長方形が作れるが、ピースが4ピースとなっている。
もう1つ少ない3ピースで、3種類の長方形が作れるような例を見つけてほしい。
上で示した4ピースの例は、ヒントかもしれないし、逆にヒッカケかもしれない。
4 Ways of Triangle
今となっては結構前に、4ピースで3種類の特別な三角形を作れるパズルを発見したが、三角形の形にこだわらず、できるだけ多くの種類の三角形が作れるピース構成はどのようなものか、ふと気になったので考えてみた。
2018年3月31日土曜日
2 Ways of Symmetry
「下図の2ピースを重ねずに並べて、対称形を作ってください。ピースの裏返し可。」
できることは限られているので、ヒントはなし。
なお、これを発展させた『3 Ways of Symmetry』というものを考案しており、
そちらが本命となっている。
2017年12月17日日曜日
シトラス
【問題】
5枚を重ねて、穴のない輪切りの柑橘をつくってください。
どのピースも、10個の穴のうち2個の穴が埋まっている。
埋まり方はそれぞれ異なり、組み合わせをすべて網羅している。
(このようなピースセレクションをコンプリートという)
埋まっている部分は重複させてはいけないとわかるので、比較的迷いは少ない。ほかにピースセレクションが完全で、面白いものがつくれないか模索中である。
~2017/12/31追記~
この問題の原理には、Skolem Circlesという名前がついているようだ。
次に、Skolemの問題は、0~nまでの数字のペアを直線状に並べて、各数字kの間隔をk-1にするというもの。例えば、n=4の時は<41134232>が条件を満たす。
そして、Skolem Circlesは、Skolemの問題の並びを環状にしたもの。
分割数を2nとすると、nを4で割った余りが0または1の時に成立し、
各nにおける組み合わせ数は以下のとおりである。
分割数2(n=1)…1通り
分割数8(n=4)…1通り
分割数10(n=5)…2通り←シトラス
分割数16(n=8)…192通り
・
・
・
参考文献…Skolem Circles(J. Bubear)
~追記終了~
各nにおける組み合わせ数は以下のとおりである。
分割数2(n=1)…1通り
分割数8(n=4)…1通り
分割数10(n=5)…2通り←シトラス
分割数16(n=8)…192通り
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参考文献…Skolem Circles(J. Bubear)
~追記終了~
シルエットパズルI&L
シルエットパズルとは、与えられたピース群を重ねずに並べて、指定された形(シルエット)をつくるパズルである。
今回はアルファベット1文字をつくるシルエットパズルについて考えたい。
最も有名なのは4ピースのTパズルだろう。
意地悪な形をしたある1ピースのトリッキーな使い方には感動モノである。
このパズルは古典パズルとして古くあるものだが、NOB PUZZLE The-T(芦ヶ原 伸之)においては、Tの下の部分の長さが調整されており、T以外の形も多く作れる。
そして、今も様々なアイデアのTの分割方法が考案されている。
たとえば…
T-3(山本 浩)
T&SQUARE(Ito氏)
T-5 Puzzle(Irina Novichkova)
21世紀Tパズル(佐藤 学)
Pythagorean T(Hotate 氏)
それでは、T以外の文字ではどうか。
まず、直線で構成されるアルファベットを挙げる。
A・E・F・H・I・K・L・M・N・T・V・W・X・Y・Z
形がシンプルすぎるせいか、IやLをつくるパズルはあまり見たことが無い。
たとえ文字が重複していても、形や分割方法が重複することはないだろう。
なので、IとLのシルエットパズルを考えてみた。
今回はアルファベット1文字をつくるシルエットパズルについて考えたい。
最も有名なのは4ピースのTパズルだろう。
意地悪な形をしたある1ピースのトリッキーな使い方には感動モノである。
このパズルは古典パズルとして古くあるものだが、NOB PUZZLE The-T(芦ヶ原 伸之)においては、Tの下の部分の長さが調整されており、T以外の形も多く作れる。
そして、今も様々なアイデアのTの分割方法が考案されている。
たとえば…
T-3(山本 浩)
T&SQUARE(Ito氏)
T-5 Puzzle(Irina Novichkova)
21世紀Tパズル(佐藤 学)
Pythagorean T(Hotate 氏)
それでは、T以外の文字ではどうか。
まず、直線で構成されるアルファベットを挙げる。
A・E・F・H・I・K・L・M・N・T・V・W・X・Y・Z
形がシンプルすぎるせいか、IやLをつくるパズルはあまり見たことが無い。
たとえ文字が重複していても、形や分割方法が重複することはないだろう。
なので、IとLのシルエットパズルを考えてみた。
重ねて合同形(Congruent Figures by Overlapping)
この記事は、「合同形のパズルのあれこれ(Puzzle to make congruent figures)」
の中で、2015/9/10に追記したが、
2017 Puzzle Design Competitonにエントリーする頃に、一度非公開に戻した項目である。
コンペも終わったので、新たな項目として再公開する。
エントリーしたパズルの名前は、Congruent Figures by Overlapping。
和名もそのまま、「重ねて合同形」である。
【重ねて合同形】
平面の(厚さのない)各ピース群をそれぞれ重ね合わせて、互いに合同形にするパズルである。4つのピースから2組のペアをつくる場合、その組み合わせは3通りであるが、合同形がつくれるのはそのうちの1通りである。つまり、正しいペアを見つけることも含めてパズルとなっている。
この出題方法だと、ポリオミノでも比較的難しいものがつくれる。
例えば以下のように。
「以下の4つのペントミノを2つのグループにわけ、外形が互いに合同形になるようにピースを重ねてください。」
※ピースの見た目がwxyzと連なったアルファベットに見えるのは偶然である。
(wに見えるピースは、一般にはM型と言われている)
IPPにエントリーしたのは、ピースの形が単位正方形(omino)と単位直角二等辺角形(abolo)を組み合わせた形になっており、難易度もさらに高い。優れたパズルソルバーを満足させる難易度になっているはずだ。
の中で、2015/9/10に追記したが、
2017 Puzzle Design Competitonにエントリーする頃に、一度非公開に戻した項目である。
コンペも終わったので、新たな項目として再公開する。
エントリーしたパズルの名前は、Congruent Figures by Overlapping。
和名もそのまま、「重ねて合同形」である。
【重ねて合同形】
平面の(厚さのない)各ピース群をそれぞれ重ね合わせて、互いに合同形にするパズルである。4つのピースから2組のペアをつくる場合、その組み合わせは3通りであるが、合同形がつくれるのはそのうちの1通りである。つまり、正しいペアを見つけることも含めてパズルとなっている。
この出題方法だと、ポリオミノでも比較的難しいものがつくれる。
例えば以下のように。
「以下の4つのペントミノを2つのグループにわけ、外形が互いに合同形になるようにピースを重ねてください。」
※ピースの見た目がwxyzと連なったアルファベットに見えるのは偶然である。
(wに見えるピースは、一般にはM型と言われている)
IPPにエントリーしたのは、ピースの形が単位正方形(omino)と単位直角二等辺角形(abolo)を組み合わせた形になっており、難易度もさらに高い。優れたパズルソルバーを満足させる難易度になっているはずだ。
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