2017年12月17日日曜日

シルエットパズルI&L

シルエットパズルとは、与えられたピース群を重ねずに並べて、指定された形(シルエット)をつくるパズルである。

今回はアルファベット1文字をつくるシルエットパズルについて考えたい。

最も有名なのは4ピースのTパズルだろう。
意地悪な形をしたある1ピースのトリッキーな使い方には感動モノである。
このパズルは古典パズルとして古くあるものだが、NOB PUZZLE The-T(芦ヶ原 伸之)においては、Tの下の部分の長さが調整されており、T以外の形も多く作れる。

そして、今も様々なアイデアのTの分割方法が考案されている。
たとえば…

T-3(山本 浩)
T&SQUARE(Ito氏)
T-5 Puzzle(Irina Novichkova)
21世紀Tパズル(佐藤 学)
Pythagorean T(Hotate 氏)

それでは、T以外の文字ではどうか。
まず、直線で構成されるアルファベットを挙げる。

A・E・F・H・I・K・L・M・N・T・V・W・X・Y・Z

形がシンプルすぎるせいか、IやLをつくるパズルはあまり見たことが無い。
たとえ文字が重複していても、形や分割方法が重複することはないだろう。
なので、IとLのシルエットパズルを考えてみた。





【シルエットパズルI】
6ピースでIをつくる。多少のひっかけはあるが易しいほう。
ただ、ⅡやⅢもつくれ、おまけで目(アイ)もつくれるのが売り。
試作品が手元にないため、画像は準備中。

【シルエットパズルL】
5ピースでLをつくる。4ピースに減らしてもパズルとしてのエッセンスは残せるが、ピースの形がそろうのと、難易度調整のため、わざと分割を増やしてある。
それでもシルエットパズルに慣れている人にはすぐ解かれてしまうだろう。



2つとも軽めのパズルだが、コンセプトとしては新しいものがつくれたと思う。



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