今回は、テトロミノがゴールではなく、テトロミノ5ピースをピースとするパズルを整理してみた。
ピース数が少ないため、ルールの工夫が求められる。
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■「Tetromino Tablet」
上部の穴からテトロミノ5ピースを入れて、内部の枠に全て収めるという、
スライドパズルとパッキングパズルが合わさったようなパズル。
作はMINE氏。詳細は本人のブログからどうぞ。
こちら
穴は枠よりも当然小さいため、入れる順番と枠内での動かし方が問題になる。
そのため、5ピースで十分に難しく、楽しいパズルである。
~2017/12/9追記~
「Tetromino Tablet」に似たパズルをもう1つ紹介。
■「Gallete」
上部の穴と横の穴からテトロミノ5ピースを入れて、内部の枠に全て収めるパズル。
作はお茶のり氏。2017年Nob Yoshigahara Puzzle Design CompetitionのTop 10 Vote Gettersにも選ばれている。
「Tetromino Tablet」の枠は4×6-2であったが、こちらは4×5+1。
横の穴はピースを入れる入り口にも、ピースを収めるスペースにもなる。
そして、「Tetromino Tablet」との大きな違いは、こちらはピースの回転を前提としているところ。横の穴のおかげで空間の遊びが全くなくてもピースの回転が成立する。
横の穴にこれだけの意味を持たせていると考えると、奥深いパズルである。
~追記終了~
■「Tetra Lock」
テトロミノ5ピースをスライドして動かないように枠の中に収める通称アンチスライドパズル。
詳細はお茶のり氏のブログからどうぞ。
こちら
5×9に収める問題の考案はkozy氏、
パズル名および内部に島つきの問題の考案はお茶のり氏である。
枠が大きいほど、ピース数が多いほど難しい(解数が少ない)とは限らないのがアンチスライドパズルの面白いところ。
今回のパズルでも、5×9の枠はユニーク解だが、5×10の枠になると複数解になる。
島つきの問題ももちろんユニーク解。
島は左上に寄っているが、そこにピースを入れていくとは限らないだろう。
■「テトロミノで最大穴」
テトロミノ5ピースを並べて、中に穴をつくったときに、その穴の最大面積はいくつになるかというもの。テトロミノはマス目にそって置くものとする。
外界と内部の穴の頂点接触を不可とすると、最大面積は9で、複数解があるようだ。
こちらに解の一例がある。
外界と内部の穴の頂点接触を可とした場合はどうなるのか。
(下図は穴の面積14の解でベスト解ではない。)
穴の最大面積はおそらく15で、複数の解があった。
ということで、この問題はいまひとつ。
■「テトロミノで最多穴」
テトロミノ5ピースを並べて、中に穴をつくったときに、その穴の最多数はいくつになるかというもの。テトロミノはマス目にそって置くものとする。
外界と内部の各穴の頂点接触を不可とすると、3つができそうでできない。
2つできる解はたくさんある。
外界と内部の各穴の頂点接触を可とした場合はどうなるのか。
(下図は穴の数3の解でベスト解ではない。)
穴の最多数はおそらく4で、実質1解しか見つかっていない。
こちらはちょっとだけオススメである。
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ピースに色や模様をつければ、もっとたくさんのパズルがあるだろうが、今回はここまで。
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